限られた空間を今も将来も活用したい!子ども部屋の壁を間仕切りの扉にした話

こんにちは!今年「家事のしやすさ」にこだわりをもって家を丸っとリフォームした深沢です。今日は将来こどもたちが巣立ったあとのことも考えちゃった子ども部屋の間仕切りについて書いてみようと思います。

1.今はいいけど…。将来のことも考えた「こども部屋」

 キッチンやトイレのリフォームとは違って「部屋」としての使いやすさを考えなければいけない「こども部屋」。我が家は10歳と5歳の男の子2人兄弟なんですが、そもそも家族全員で寝ていたものだからか寝る時は二人がいいけど、将来は一人部屋が欲しいとのリクエストもあり「引き戸」で間仕切りをつくることにしました。

間取りを考える写真

2.悩んだ「吊りタイプ」と「レールタイプ」

 間仕切り用の3枚引き戸、色々なメーカーから出ているんですが、私が悩んだのは天上に吊っていて下にレールがない「吊りタイプ」と

吊りタイプの間仕切り扉の写真
吊りタイプの間仕切り扉

下にレールはあるけれどしっかりしている「レールタイプ」。

レールタイプの間仕切り扉の写真
レールタイプの間仕切り扉

私としては、吊りタイプのほうが床に溝がなくゴミも溜まらないし、フラットでキレイに見栄えもスッキリしているなと思って吊りにしたい気持ちがあったんですが、一方で丈夫さや気密性はレールタイプの方が上とのこと。


デザイン性気密性丈夫さ
吊りタイプ××
レールタイプ

まだまだ遊び盛りな男の子2人部屋、将来それぞれプライベートも出来るだけ確保してあげたいとの思いでレールに決定しました。

3.実際どう?使ってみて良かった点

 基本的にはさみしがり屋の二人なので今はまだ開けっ放し運用。

弟の部屋から見た写真
弟の部屋から見た写真

 このように3枚扉がキレイに1枚に収納されていて使っていてもとくに「そこに扉がある!」とまったく気にはなりません。
なので、普段はこどもたちも「そこに扉がある」という認識はとても薄く、部屋でごろごろしたいときはお互いのベッドを共通のものとしてつかっています。

ちなみに閉めるとこんなかんじ。

間仕切りを閉めた時のこども部屋の写真
間仕切りを閉めた時のこども部屋

色も壁と同じ「白」にしたことで圧迫感がないのも正解でした。

兄の部屋からみたこども部屋の写真
兄の部屋からみたこども部屋

ちなみに、今のところ閉めるときといえば「どちらかが体調を崩したとき」です。

さすがに菌やウイルスが移りやすい”子ども同士”ということで、親としてはいざという時ちゃんと隔離できる安心さもありますし、こども的にも体調悪いときは目の前に2部屋合わせた広さがどーんと広がっているより仕切ってこじんまりした部屋の方が落ち着くとのことでした。

4.使ってみて気になる点「光の漏れ」と「レールの溝」

 とはいえ全て問題なく完璧!とまではいかず、やはり気密性や掃除の点はそれなりに気になる部分もありました。光の漏れ具合はこちら。 

片方の部屋を暗くした時の写真
引き戸を閉めたときの光の漏れを確認してみた

これは弟の部屋の電気をつけっぱなしに兄の部屋の電気を消してみた写真なんですが…。うん、結構光は漏れます!

引き戸の床のレール写真
3枚引き戸なので3本のレールが床にあります。

まぁやはり壁ではなくあくまでも「引き戸」の間仕切り。どうしても音も光も漏れません!ってことはなくある程度ライン照明ついてる?くらいには隣の部屋がまだ稼働中なことがよくわかります。

もう一つは3本にもわたるレールの溝。
工作をしたり消しゴムカスも出るだろう子ども部屋なので、埃はもちろん結構いろんなゴミが入りやすくはあります。
レール自体はそこまででっぱりはないので掃除機で全然吸えはするんですが、フラットでまったく溝が無いものと比べるとどうしても手間はひとつ増えるよね、という感じではありました。

5.まとめ

 我が家としてはまだ思春期前の段階ではありますが家族的には引き戸の間仕切りに大満足。閉めた時に同じ白にしたとはいえ、どうしても最初の方は「取っ手」が目についてしまって扉だなと認識が前にでてしまいましたがまぁこれもすぐに慣れて気になりませんでした。

 限られた平米数の中、いかに効率よく間取りをつくるか部屋を使うかと考えたときに場所を取らない引き戸。扉としてだけでなくその時の生活スタイルに応じて変更できる「間仕切り扉」はとっても便利でした。