住みながらのリフォームは本当にお得?メリットとデメリットをご紹介

住みながらのリフォームは、生活を変えなくてもよい反面、工事期間が長くなったり、ストレスがたまるなどのデメリットがあります。特に水回りや規模の大きなリフォームをする場合、できれば短期間でも住み替えをしたほうが工事はスムーズなのですが、家庭の事情で難しい場合もあると思います。

そこで今回は、住みながらリフォームをする場合のメリットやデメリットの他、住みながらリフォームをすることになった時に気をつけるべきポイントをご紹介します。

住みながらのリフォームは本当にお得?メリットとデメリットをご紹介

目次:

  • 住みながらリフォームするメリット
  • 住みながらリフォームするデメリット
  • 場所別・リフォームの工事期間と、気をつけるべきポイント
  • 住みながらのリフォームで、特に注意が必要な家庭
  • 共働き家庭でも、住みながらリフォームする方法

住みながらリフォームするメリット

引っ越し代が要らない

住みながらのリフォームの場合、仮住まいのアパートやウィークリーマンションの賃料や引っ越し代がかからないため、その分の費用を抑えることができます。

近くにご実家があって頼れるなら、生活が不便になる部分をカバーしてもらえると、更に快適に過ごすことができますね。

リフォームの希望を職人さんに伝えやすい

住みながらのリフォームは本当にお得?メリットとデメリットをご紹介

工事の進捗を見ることができるので、自分の希望を伝えやすいというメリットがあります。

最初に決めた仕様を大幅に変更することはできませんが、例えば、コンセントをつける高さや、照明器具の取り付け位置など、ちょっとした調整をお願いできるので、リフォームの満足度が高くなります。


住みながらリフォームするデメリット

生活の基盤を動かさないで済む反面、やはりデメリットはありますので、事前にしっかり把握しておきましょう。

ホコリや騒音がストレスになる

住みながらリフォームするデメリット

工事期間中、ある程度の埃や騒音などは、覚悟の上で暮らさないといけないため、人によってはストレスがたまることがあります。

家具や工事に関係のない場所は養生し、作業の終わりに片付けや掃除をしてもらえますが、完全にきれいにできるわけではないため、毎日ちょっとした拭き掃除が必要になる場合があります。

工事の日数が延びる

住みながらのリフォームは、生活する人に配慮しながらの工事になるため、日数が伸びる傾向にあります。

工事の日数が伸びる理由

  • 大きな音を立てて思い切った作業ができないので、小分けに少しづつになる
  • 現場にたくさんの職人さんを入れることができないので、少ない人数で進めることになる
  • 生活するための場所を確保しながらの作業になるため、1日に作業できる面積が限られ、工事の進み方がゆっくりになる
  • 毎日、作業始まりに養生して、終わりに養生を片付ける手間がかかる

費用が割高になる場合がある

工事期間が長くなる分、職人さんの日当が増えるため、無人の家をリフォームする場合と比べて費用が割高になる可能性があります。


場所別・リフォームの工事期間と、気をつけるべきポイント

キッチン

工期:2日〜3日

システムキッチンを入れ替える場合、2日~3日ほど工事が掛かります。
その食事は朝昼晩の3食×3日分の9食分になり、弁当の準備もあります。お子様や高齢者がいらっしゃる場合は、生活リズムが少し変化しても良い長期休暇や週末休日の時期を選んで工事のスケジュールを組みましょう。

またこの機会に家事をひと休みしていつも気になっていたお店の外食や出前を楽しんでみるの良いかもしれません。

お風呂

工期:2日〜3日(在来工法→ユニットバス・ユニットバス→ユニットバス)

ユニットバスへの入れ替えの工事は、2日〜3日ほど工事が掛かります。
お風呂全体を大がかりに入れ替えるような工事の場合、期間が1週間以上掛かる場合もあり、その間はお風呂に入れません。まずは近くの銭湯や健康ランドをチェックしてみましょう。
真冬の寒い時期、お風呂と家を往復するのは大変ですから、できるなら、気候の良い時期を選んで工事のスケジュールを組みましょう。

庭があれば、仮設シャワーや仮設浴室を設置することもできますが、料金がかさみますので事前にシッカリ確認して下さい。

トイレ

工期:半日〜1日 (便器の交換とクロスと床の張り替え)

便器の交換だけなら半日ですが、クロスと床張り替えなら1日の工事が掛かります。
工事中はトイレを使用できませんので、日中は近くのコンビにやスーパーのトイレを利用するか、ご近所の方が心安ければお借りしてみてはいかがでしょうか。半日から1日の工事は夜は基本は使用できるように仕上げます。

トイレ全体を大がかりに入れ替えるような工事の場合、2~3日の工事が掛かります。
必要に応じて便利な室内で使えるポータプルトイレがござますのでご相談ください。

リビング

工期:2日〜3日 (壁と床の内装の場合、クロスは1日~2日 フローリングは1日~2日)

リビングの大きさにもよりますが、壁紙とフローリング張り替えをしますと2日~4日ほど工事がかかります。リビングは特に家族の小物が集まった場所で、貴重品や割れ物は工事前には別の部屋に移動しましょう。また大きな家具は事前に少し移動するか業者さんにお任せしましょう。

外壁

工期:7日〜10日(外壁塗装)

外壁塗装工事の場合、7日~10日ほど工事が掛かります。
室外の工事のため、雨の日が続くと工期が予定より遅れる場合もあり日程は余裕を持ちましょう。工事中は足場を掛けて養生をしますので、頭上足元には注意し、特にお子様がいらっしゃるご家庭は、ペンキ塗りたてなどの際は手など触れないように行動にご注意ください。

窓を養生する際に窓の開閉が不便で風通しが悪りますが、特に夏場をエアコンで室内温度は調整してください。
ただ窓を閉めることで外部の工事の音やにペンキの気になるにおいは緩和されます。
毎日の洗濯物は、ベランダの場所によっては足場や養生の加減で1~2日ぐらい洗濯物を干すのを控えていただく場合もありますので、衣料乾燥機や部屋干しなどをご検討ください。

 

住みながらのリフォームで、特に注意が必要な家庭

事前にデメリットを把握しておけば、住みながらのリフォームは十分に可能とはいえ、小さなお子さんや高齢者、ペットがいるご家庭の場合は、更に注意が必要です。

小さな子供や高齢者がいる

住みながらのリフォームで、特に注意が必要な家庭  事前にデメリットを把握しておけば、住みながらのリフォームは十分に可能とはいえ、小さなお子さんや高齢者、ペットがいるご家庭の場合は、更に注意が必要です。

養生をしならがら気をつけて作業をしますが、どうしてもホコリがたちます。赤ちゃんや高齢者の方など、ホコリに敏感なご家族がいる場合は注意が必要です。また、大きな音がストレスになることがあります。

職人さんは、こまめに片付け・掃除をしながら工事を進めてはいますが、小さなお子さんが釘や大工道具を触ってケガをしないように注意しましょう。

ペットのいる家

室内でペットを飼っている場合、ドアの開け閉めが多いため、逃げ出して迷子にならないようにする注意が必要です。ケージの中に入れておいたり、別室に移動させてドアを閉めておくなど気をつけましょう。

室内でペットを飼っている場合、ドアの開け閉めが多いため、逃げ出して迷子にならないようにする注意が必要です。ケージの中に入れておいたり、別室に移動させてドアを閉めておくなど気をつけましょう。

工事中に犬や猫を現場で動き回らせるのもNGです。機械や破片でケガをすることがあるだけでなく、工事のジャマになりお互いとても危険です。

また、職人さんの中には動物が苦手な人もいます。おとなしいペットだとしても、工事現場に入ってこないようにする配慮が必要です。

犬を外に繋ぐ場合には、まず材料の搬入経路や、職人さんが出入りする通路を確認し、そこからできるだけ離れた位置にしっかりと繋いでおきましょう。


共働き家庭でも、住みながらリフォームする方法

留守家庭なら、鍵を業者に預けてリフォームできる

最近は共働きのご夫婦が多く、日中は留守にしている家が増えています。仕事でなくても、趣味や用事、通院で家を長時間留守にする方もおられます。

昼間に誰も居ない家のリフォームをするなら、留守の間、信頼できるリフォーム業者に鍵を預けて工事を進めてもらいましょう。

鍵の受け渡しは、かならず「鍵預り証」と引き換えにする

共働き家庭でも、住みながらリフォームする方法  留守家庭なら、鍵を業者に預けてリフォームできる

トラブルなく鍵を任せることができるよう、業者と鍵の管理方法の確認をしておきましょう。必ず用意しておきたいのが、「鍵預り証」です。鍵を預けたら、業者から預かり証を渡してもらい、後で鍵を返した・返さないのトラブルが発生するのを防止しましょう。

誰が最後に戸締りするのかについても、事前にシッカリと確認しておきましょう。


住みながらリフォームをする場合のメリットやデメリット、気をつけるべきポイントをご紹介しました。住みながらのリフォームでも、デメリットを事前に確認して準備しておけば、トラブルなく、満足度の高いリフォームができると思います。

リフォームをご検討中の方で、住みながらにするか・仮住まいにするか、見極めに悩んでいる方がいらっしゃいましたら、ぜひケイズに相談ください。建て替えやリフォームの規模を考えた場合、どのようなプランが最適か、ご希望に合わせてご提案させていただきます。いつもありがとうございます。