ひとりの時間も電気代を気にせず明るく過ごせる!LED照明の10大メリット

ひとりの時間も電気代を気にせず明るく過ごせる!LED照明の10大メリットこんにちは、住まいと暮らしのアドバイザーのカナコです。

建物の消費電力の中で、一般家庭の照明器具の消費電力量は13.4%で、冷蔵庫の消費電量に次いで2位を占めています。
家にいる主婦にとって頭がいたいところです。

実家の母の家を訪問すると、部屋が真っ暗な時があります。同じように、昼間にひとりで家にいるときは電気をつけるのはもったいない、という考えで節電をしている方はけっこう多いと聞きます。でも、暗い部屋で過ごしていると、なんだか気分も暗くなってしまいそうですよね。

家庭における消費電力 照明器具は2位そんな、光熱費が気になって電気をつけずにいる主婦の方におすすめしたいのが、LEDの照明です。白熱電球からLED電球に替えることで、電気代がなんと1/8にまで削減されるんです!

ここ数年、ほとんどの照明のLED対応が進み、省エネ効果が期待できます。
他にも、照明をLEDに変えることで暮らしの中で様々なメリットがあります。

そこで今回は、LED照明のメリットとデメリットについて徹底的に詳しくお伝えします。電気代を気にせず、明るいお部屋で快適に過ごしてみませんか?

 

LED照明の10大メリット

LEDとは、光を発する半導体素子のことで発光ダイオードとも言われます。2017年には、住宅用照明器具のほとんどがLED対応するといわれています。

一般電球と同じ口金(ソケットに差し込む部分)のLED電球に替えるだけで、メリットがたくさんあります。その具体的なメリットとデメリットをお話しいたします。

まずは簡単にできる今お使いの一般電球からLED電球に切り換えるか、よく使用部屋の照明を取り替えてみてはいかがでしょうか?

LEDのメリット1:寿命が長い

LEDの一番のメリットは、従来の白熱電球、蛍光灯と比べて圧倒的に寿命が長いことです。
比べてみると、寿命の違いがわかると思います。
LED照明の10大メリット 寿命が長い

  • 白熱電球の寿命…約1,000~2,000時間程度(1日10時間の使用で約3~6ケ月の寿命)
  • 蛍光灯の寿命…13,000時間程度 (1日10時間の使用で約3年7ケ月の寿命)
  • LEDの寿命…40,000時間(1日10時間の使用で約8年~10年寿命)

LEDの寿命は4万時間ほどと設計されていて、1日10時間点灯しても8年から10年は取り換えが不要なため、購入コストが大幅に削減できます。

また、忙しい主婦にとっては、めんどくさい球替えがなくなり家事労力の削減にもなります。
高さのある場所や替えにくい場所などのメンテナンスしにくい場所は特に、LED球に取り換えると交換の手間が省けて便利になると思います。身長が低い主婦や高齢者の方などにおすすめします。

お風呂の照明器具は高い場所にあることが多く、球替えの際に踏み台から転倒事故になることもあります。こういった事故を予防することにもなるので高齢者や主婦の安全面にも良いですね。

LEDのメリット2:急に切れて暗くならない

白熱電球などのように、急に断線して急に切れることがなく、徐々に劣化して全体の70%まで暗くなっていきます。
(1年間10時点灯で約10年使用する場合)

LEDのメリット3:スイッチのON・OFF切り替え時に消耗しない

一般蛍光灯は点灯時に電子放出物質が消耗され、1回切るごとに、ランプ寿命が約1時間短くなるといわれます。1時間以内であれば、点灯・消灯はしないほうが省エネになります。

LEDの場合は、点灯・消灯に関わらずランプ寿命が短くなることはないため、消耗を気にせず、スイッチを切ったり入れたりして使うことができます。

LEDのメリット4:電気代がかからず経済的

白熱電球からLEDに取り換えると、消費電力が85%の省エネになります。電気代にすれば、年間1,764円もお得になり、電気代が1/8まで抑えられます。

ずっと家にいる主婦の方や高齢者の方でも、電気代を気にせず使えるので、明るいお部屋で快適に過ごしていただけます。

年間の電気代 消費電力
白熱電球 約2,068円 47W
LED電球 約304円 6.9W

調光タイプなら、いっそう省エネ効果が期待できます。

例)
70%の調光時で70%の消費電力…約30%の省エネ

50%の調光時で55%の消費電力…約45%の省エネ

節電できながら、明るいお部屋で暮らすことは、気分も明るくり、モチベーションアップにもつながると思います。

LEDのメリット5:虫が付きにくい

LEDの光源には虫が好む紫外線が含まれていないので、虫を寄せ付けにくくしています。
虫が集まるお場所のお庭・玄関の外灯に特におすすめします。

LEDのメリット6:コンパクトなデザイン

従来の白熱灯や蛍光灯は熱を発するため、ランプなどのサイズに制約があり、全体的に大きな照明器具になりがちでした。しかし、LED一体型の照明器具の場合は、コンパクトですっきりしたデザインにすることができるので、さまざまな場所に活用できるようになりました。

LEDのメリット7:寒い場所でも瞬時に点灯する

蛍光灯は寒いところが苦手なため、点灯に時間がかかっていました。しかし、LEDは寒さに適応できる光源のため、スイッチを入れると瞬時に反応するので、不自由さを感じません。

LEDのメリット8:熱で家具や植物を傷めない

白熱灯は熱を含むため、テーブルを照らすと食品・商品が傷んだり、熱を嫌う観葉植物の近くで使うと弱ってしまう原因になりますが、LEDの光は赤外線がほとんどなく熱がないので、食品や商品、観葉植物にやさしい光を放ちます。

LEDのメリット9:調色できる光でお部屋を演出できる

電球色 昼白色でお部屋を演出できます。調色でお部屋の雰囲気を変えたい場合、蛍光灯だとランプを取り換える必要がありますが、LEDならランプを取り換える必要がなく、リモコンで変更が可能です。(例:シーリングライト)

光の明るさを細かく設定できたり、光の色を暖色から寒色まで調整できたりと、生活シーンに合わせてお部屋を演出します。

また白熱電球からLEDに取り換える場合、色味を選べます。
電球色なら暖かみのある空間に、昼白色ならさわやかな空間になり雰囲気がぐんと変わります。

LEDのメリット10:環境にやさしい

LED光源は器具の長寿命でまた小型化されるので、廃棄物の削減などによる環境への負荷が少なくすみます。
また蛍光ランプにおける水銀などの有害物質を含まないなど、環境にやさしい照明です。


LEDのデメリット

良いことづくめのLEDのようですが、デメリットはないのでしょうか?
あえてお伝えするなら、何点か、知っておいていただきたいことがあります。

LEDのデメリット1:照明器具の本体が先に傷んでしまう可能性がある

住宅照明の安全チェックシート(日本照明工業会)ランプをLEDにして長く使おうと思っても、照明器具が先に劣化して破損するケースがあります。LED の寿命は約4万時間で10年ほどになりますが、照明器具自体の交換時はもう少し早いのです。

器具の表面が傷んでなくても、内部が劣化して煙や蒸気が発生することもまれにありますので、定期的なチェックをしましょう。
器具を取り換えることで安全面も確保されます。

住宅照明器具の安全チェックシート(日本照明工業会)ご活用ください。

製造年月日の記載されているラベルが貼られています。

照明器具は何年経っているのかを知るには、ラベルに記載されている製造年を見てみましょう。
記載のない照明器具の場合はラベル右下の製造ロットを確認し、不明な場合は10年以上前の器具と判断しましょう。

ラベル場所(メーカーによって違います)

ペンダントライト…照明器具の裏側
シーリングライト…外蓋を開けた中
シャンデリア…照明器具の裏側

 

LEDのデメリット2:色のばらつきがある

電球色や白色など、LEDを組み合わせて色を作れますが、光色のばらつきが生じやすくなります。
モジュール、製造時期によっては発色や明るさが異なる時期があります。

LEDのデメリット3:まぶしく感じることがある

人によって感度もさまざまですが、発光面が直接目に入るとまぶしさを感じてしまい、また輝度が高ければ強く感じる方もいらっしゃいます。
照明器具では、光が直接目に入らないよう配慮してあり、パッケージによってもまぶしさを低減させています。

LEDのデメリット4:ブルーライトが体に弊害を及ぼす可能性がある

LED照明に含まれるブルーライト(青色光)によって、目や生体リズムへの間接的な障害があるといわれています。

ブルーライトが体に弊害を及ぼす可能性がある

目に与える影響

ブルーライトは大気中の粒子とぶつかり光が散乱しやすいため、ディスプレイの文字がにじみ、ピントを合わせるために瞳孔(どうこう)を収縮させる毛様体筋を刺激することで、目が疲労しやすくなり、眼精疲労やドライアイなどになりやすくなります。

目への影響を防ぐための対策
青色光の少ない、相関色温度の低い照明(電球)などを使用すれば緩和されます。
低い順→赤、黄、白、青

生活リズムに与える影響

LED照明やLEDモニターなどから発せられるブルーライトを特に夜、長時間浴びると、メラトニンというホルモンの分泌が抑制され、生活リズムが狂ってしまい、不眠などの原因となる可能性もあります。

生活リズムに与える影響を少なくする対策
長時間パソコンを使用する場合は、青色光と補色関係にある黄色のサングラスを使うか、ブルーライト対策用のメガネを使用することで負担が軽減される可能性もあります。
また、明るいほどメラトニン分泌が抑制されますので、必要のほか明るくしないようにしましょう。

目への影響をお話ししましたが、普段の生活でLEDの光を長時間直視するケースは少なく、ほとんどの場合は間接的に目に入るぐらいなので、あまり気にする必要はないでしょう。

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以上、メリットやデメリットをお伝えしました。

デメリットを聞くと心配になってしまう方も多いかもしれませんが、各メーカーの日々の素晴らしい研究開発により、改善され続けています。ほとんど気にしなくてよいものが多いと思います。


お部屋の用途に合わせた照明器具の選び方

お部屋の用途に合わせた照明器具の選び方照明の種類には下記のものがあります。

1.ブラケット…壁面に取りつける
2.ペンダントライト…天井から吊り下げる
3.シャンデリア…複数の明りで華やかを演出
4.スタンド…床置き
5.シーリングライト…天井に直接つける
6.デスクライト…デスク・テーブルの上の置く
お部屋の用途に合わせた照明器具の選び方7.ダウンライト…天井などに埋め込む
8.スポットライト…部分的に明るく照らす
9.フットライト…足元を照らす

リビング

リビングは家族がそれぞれくつろぐ場所で、それぞれのシーンに合わせて調光・調色機能の明るさや色が変えられるものがおすすめです。
スタンドなどの間接照明を活用し、光の当たり方でリビングの雰囲気を変わります。

 

ダイニング

ダイニングといえば食卓で食事を楽しめるように、テーブルの上を照らすペンダントライトがおすすめです。
暖色系の光を選べば料理を美味しく見せてくれます。またやさしいくつろぎ感のある雰囲気も。

書斎・子供部屋・和室

書斎や子供部屋は、本を読んだり学びの場でもあります。
視力を守るためにも、部屋全体を照らす照明器具、文字が読みやすい60W相当の明るさがおすすめです。
デスクライトを置くとより字が読みやすくなるでしょう。
点灯・消灯タイマーつきや、くつろぎモードに明るさを切り替えられるものも便利です。

階段・廊下

廊下や階段は足元が見にくいので安全性からも足元を照らすフットライトがおすすめします。
人を感知して自動で点灯・消灯するセンサー付きは省エネ効果も期待できます。

エキステリア・玄関廻り

メンテナンスのやりにくい場所・点灯時間の長い場所に最適です。
虫が好む紫外線の光をほとんど含まないので虫が寄りつきにくくなります。
また夕暮れ時などに合わせて時間タイマー付き機能もあります。


まとめ

今回は、LEDのメリットとデメリットについてお伝えしました。
家にいる時間が長い主婦の方が、照明をLEDに取り換えるだけで、電気代を気にせず、心身ともに明るいお部屋で暮らしていただけるようになります。

少しづつLEDの照明に変えていってみたい場合は、まずはおうちの中で一番長くいるお部屋から、試してみることをおすすいたします。

お住いのリフォームに関するご相談はお気軽にお問合せください。 お見積り・ご相談は無料です。

いつもありがとうございます。

(参考) コイズミ・日本照明工業会