足元が冷える女性の方は必見!体の芯から温まる床暖房の驚きの凄さとは?

 

足元が冷える女性の方は必見!体の芯から温まる床暖房の驚きの凄さとは?
こんにちは 住まいと暮らしのアドバイザーのカナコです。

12月に入り、気温が上がらない日が増えてきましたね。
エアコンをかけても頭だけがぼ~っと暖かく、足元からくる底冷えがつらいという方は多いのではないでしょうか。
女性は冷え性の方が多く、特に年齢を重ねると代謝が下がり、余計に冷えに敏感になるようです。

そこで今回は、そんな冷え性の方に特におすすめしたい「床暖房」についてお話したいと思います。

床暖房の特徴や種類、他の暖房機と比較したときの光熱費の違いや、メリット・デメリットをご紹介しますので、床暖房のリフォームを検討する際の参考にしていただければと思います。


目次

  • 床暖房のメリット、デメリット
  • 床暖房にリフォームする場合の工事期間について
  • 床暖房の「温水式」と「電気式」違いとは?
  • 温水式床暖房の特徴
  • 電気式床暖房の特徴
  • 床材の種類
  • 床暖を設置するのにおすすめの場所
  • 犬、猫などのペットを飼っている家庭で床暖を使う場合の注意点
  • ピアノなどの家具や、ラグを使っても大丈夫なの?
  • 赤ちゃんがいるけど床暖を使っても大丈夫?

床暖房のメリット、デメリット

メリット

快適な「頭寒足熱」の暖房効果が得られる

「頭寒足熱」は、頭は冷やして足部を暖かくするという意味です。

頭を冷やすと、脳は体温を上げようとするため、体の冷えを防ぐ効果があります。
さらに足元をあたためることで、手足の末端まで血が巡り、体全体があたたまります。

また、頭寒足熱をこころがけると、気持ちが落ち着き、安眠できて健康にもよいといわれています。

安全で健康な暖房

空気を汚さない・・・燃焼系のストーブやガスファンヒーターとは違い、二酸化炭素を出しません。
ほこりを舞い上げないので空気がきれい・・・エアコンのように温風を出だないので、ほこりやハウスダストを舞い上げません。

火を使わないので安全・・・高温になるストーブとは異なり、小さなお子様が誤って暖房機器に接触してやけどをすることがありません。

段差がない・・・ホットカーペットは床に置くと段差ができるため、足元の弱った高齢者がつまずくことがありますが、フラットな床暖房なら転倒の心配がありません。

スペースを取らない

床暖房は設置の必要がないので、床のスペースが広く使ってスッキリと生活できます。
また、使わなくなった時に収納する場所も要りません。

静か

温風の吹き出し口がないので、温風などの音を感じることはことはありません。

空気が乾燥しない

床暖房以外の暖房機器で室温を5℃上げると湿度が10%乾燥しますが、床暖房の場合は室温を上げずに暖かさを得ることができるので、湿度をそのまま保つことができます。
また、温風を出さないので、より一層に乾燥を感じません。

デメリット

すぐに温まらない

床暖房はゆっくり温まるので1時間(温水式)かかるものがあります。
短時間でお部屋を暖めたい場合は、他の暖房機器を併用するか、タイマー予約すると便利です。

温度調節が難しい

床暖房は低温やけどすることなく温度を保つ自動設定されていますが、長時間じっとしていると皮膚の弱い方・高齢者・お子様・ペットなど適温であっても低温やけどの恐れがありますので、適度に居場所から離れるなどして温度調整をしてください。

設置とメンテナンスにお金がかかる

床暖房を設置のする際には、初期費用とランニングコストがかかります。

最新のエアコンと比べると光熱費が高い

建物の断熱性能と気密性能に大きく左右されますが、省エネ対応のエアコンなどの暖房機器に比べると光熱費が高くなります。


床暖房にリフォームする場合の工事期間について

床暖房にリフォームする場合の工事期間について

床暖房がまだ家にない場合は、リフォームで取り付けることができます。
その際、現在お使いの床材を撤去することなく、そのまま上から床暖房を設置することができます。

工事期間は、リフォーム内容や熱源機の種類や集合住宅か戸建住宅かによって違いますが、一般的に2~4日ほどです。簡易リフォーム対応の床暖房だと、1日で設置が可能な場合もあります。

快適に過ごすには、部屋の広さの50~70%が目安。60%は面積を確保すると、あたたかく効果的です。
集合住宅の場合は、50%以上確保してください。


床暖房の「温水式」と「電気式」違いとは?

床暖房には「温水式」と「電気式」があります。

電気式の床暖房は、床下に電熱パネルを設置することで部屋をあたためます。シンプルな構造のため比較的簡単に設置ができ、リフォーム費用を抑えることができます。

温水式の床暖房は、温水を循環する温水配管と熱源機の設置が必要となるため、施工に少し時間がかかり、導入時のコストは高めになる傾向があります。
しかし、ランニングコストの面では、電気式よりも温水式のほうが安くすみます。

お部屋の限られた面積、例えばキッチンの足元などを集中してあたためたいなら、電気式がおすすめです。
リビング全体や広い面積で使いたいなら、温水式が良いでしょう。


温水式床暖房の特徴

温水式床暖房 イメージ 仕上げ材一体式温水式の床暖房は、熱源機であたためたお湯がパネルの中をめぐることで暖房効果が得られます。
広い範囲に設置するときや、複数の部屋に導入したいときにおすすめです。

リフォーム工事にあたっては、熱源機+温水配管+温水マット+仕上材+工事代が必要です。
熱源は、ガス・灯油・電気とあり、それぞれに暖房専用機と給湯・ふろ・暖房一体型があります。屋外に熱源機を設置するスペースが必要となります。
部屋をあたためるための温水パネルは、床材の上から後付けすることも可能です。

温水式電気床暖房

温水式電気床暖房は、ヒートポンプを用いてお部屋を暖めます。
ヒートポンプは、空気の熱を冷房や暖房などに有効活用するシステムで、効率よくエネルギーを生み出すことができます。

温水式ガス床暖房

温水式ガス床暖房は、ガス給湯器でお湯を沸かし、その温水を床下のパイプに循環させてお部屋を暖めます。
電気式に比べパワーが強く、早く立ち上がります。部屋数が多く面積が広い場合はとくにガス温水式の方が割安となります。

温水式床暖のメンテナンス

温水を循環しているだけですので、ほぼ必要ありません。熱源機が故障する場合には部品交換など必要となることもあります。
また寒冷地では定期的な不凍液の入替が必要な場合があります。

温水式床暖の耐久性

温水パイプは耐用試験によって30年以上使用できることが確認されています。ただしお湯をつくる熱源機は、一般ガス器具などと同程度の耐用年数となります。


電気式床暖房の特徴

電気式床暖房  イメージ 仕上げ材一体型 電気式の床暖房は、床下に電熱パネルを設置することでお部屋をあたためます。
温水式に比べ工事はかんたんで、費用が安くすみます。
部屋を部分的に暖めたい場合におすすめです。

リフォーム工事の際には、電熱パネル+仕上げ材+工事代が必要です。
多くの電気を使用するため、お家によっては、アンペアの容量を増設する必要があるかもしれません。

電気式床暖のメンテナンス

シンプルなつくりですのでほぼ必要ありませんが、電熱パネルが故障すると取り換えになります。

電気式床暖の耐久性

ほぼ建物に比例します。毎日使用する床なので床部分が傷むこともあり、その際には床材のみを取り替えることができます。

蓄熱式床暖

電気を発熱源に使う床暖には、「蓄熱式」もあります。

床の中に埋め込まれた蓄熱体を、電気代の安い深夜電力を利用して熱して蓄熱し、日中に放熱させます。ランニングコストが抑えられる上、お家の中全体をあたためることができます。

ただ、設置には大規模な工事が必要なため、リフォームでの導入は難しくなります。


床材の種類

%e5%a4%a7%e5%bb%ba%e7%95%b3仕上げ材分離型は、仕上げ床材だけ張り替え可能ですので、フローリングや畳・カーペット・コルク・タイルなどお好きなものから選ぶことができます。

仕上げ材一体型は、仕上げ材だけを張り替えることはできないので床暖房一式を取り替える必要があります。素材 色 柄は限られています。

床材の色を選ぶ際は、家具と色を合わせるとお部屋全体に統一感がうまれおすすめです。


床暖を設置するのにおすすめの場所

リビング・・・リビングは家族が一番長く集まる場所なので、暖かいことでコミュニケーションも弾みます。

キッチン・・・主婦が寒い時期に水仕事をするのも辛いものです。部分的に床暖房を使用し足元からの冷えを解消し快適に家事をこなしましょう。

勉強部屋・・・お子様の部屋は空気が汚れない、乾燥しない床暖房をおすすめします。また、火を使わない暖房機器で床下の設置だから転倒やつまずきもなく安心できます。

和室・・・座ってくつろぐ和室には畳からの隙間風もなくなるので畳床暖房が最適です。足だけではなく腰も暖めます。お年寄りの方にも安心してご利用できます。


犬、猫などのペットを飼っている家庭で床暖を使う場合の注意点

犬、猫などのペットを飼っている家庭で床暖を使う場合の注意点

暑すぎないかチェック!熱から逃げられる場所を作ってあげましょう

犬猫の場合は人と違って直接床暖房に近い距離にあり、そのまま熱の影響を及ぼします。一度暖まると毛並みに暖かさが残り、寒い場所へ移動してもそのまま保温状態になってしまいます。

さらに長時間床暖房で暖まり続けると低温やけどの原因となるので、暑すぎたら逃げられる場所や、涼める場所を確保してあげましょう。
すのこなどを利用して、熱から身をはなして休める場所を作ってあげるのも良いですね。

犬・猫の体が暖まりすぎているサイン

  • 冷たい床に寝そべる
  • 水をたくさん飲む
  • はぁはぁと息づかいが荒い

こういう行動が見られた時は、床暖を切るか温度設定を調整しましょう。

犬は寒さに強く猫は寒さに弱い?

犬は寒さに強く猫は寒さに弱いという歌がありますが、年齢、種類、毛並みなどによっても違ってきますので配慮が必要です。

寒さに弱い犬猫の種類

  • 暑い国の原産国
  • 痩せてる体型
  • 毛が短い
  • 高齢で動きが悪く代謝が悪い

ピアノなどの家具や、ラグを使っても大丈夫なの?

ピアノなどの重い家具を置く場合

床暖房のフローリングなどの仕上げ材は面で荷重を受けるので、一点に集中して荷重がかからないようにすれば特に問題はありません。
ピアノなどの重い家具を置くば青は、脚の下に敷物や受け板などを敷いて重さ均等にして逃す方法もあります。

床暖の上にラグを敷く場合

床暖は本来床の熱を室内に放して暖めるので、カーペットを置いてしまうと熱が遮断され暖かさが伝わりません。また、それによって熱が部屋の上にあがらなくなるため、室温も上がらなくなってしまいます。
できるだけ床暖房の床はカーペットなどで覆ってしまうのは避けたいですが、どうしても敷く場合は毛足が8mm以下のものを使用しましょう。


赤ちゃんがいるけど床暖を使っても大丈夫?

赤ちゃんはお母さんが目を離している間に、電気コードや暖房機器でつまずき、転倒、接触によるやけどの危険性もあります。
床暖房は床下に設置するので安心してお使いいただけます。

また、エアコンは部屋の上だけが温まるので床から近い赤ちゃんにはとどかずに寒く感じてしまいので、床からじんわりと感じる輻射熱の床暖房のほうが、あたたかく最適に過ごせます。

床暖房は適正温度を自動的に感知し調整しますが、定期的に床暖房の温度を確認しお昼寝時は直接寝かさず長時間の使用を、控えることで低温やけどの心配はほぼありません。

赤ちゃんと生活する家で床暖房を使うときには、下記のような点に気をつけましょう。

  • 定期的に温度の確認をする
  • 床暖の上に直接寝かさない
  • 長時間の使用は控える
  • 直接触れないように床暖対応のマットを敷く

床暖房の特徴やメリット・デメリット、使い方について気になる点についてお話いたしました。足元からぽかぽかし、体の芯まで暖まる床暖は、冷えが気になる女性にはとくにおすすめしたいリフォームです。

設置においては、面積や設備によって金額も期間もさまざまですので、床暖のリフォームをご検討の方は、お気軽にご相談や無料お見積で、ご自宅にぴったりのプランをお作りいたします。

いつもありがとうごございます。

参考:

大建工業
パナソニック電工
リンナイ
床暖房協会 
床暖快適