収納不足のお悩み解決!和室の畳スペースを活用した驚きの収納の作り方とは?

収納不足のお悩み解決!和室の畳スペースを活用した驚きの収納

こんにちは 住まいと暮らしのアドバーザーのカナコです。

最近はすっかり休日の過ごし方が定着し、ウイークデーはしっかりと働いて、週末には部屋の片づけをするのが私の日課です。
暮らしの中でイライラした時は、何も考えずにひたすら片づけ続けることが、気持ちをリセットさせ、また気分転換には最適です。

ただ、部屋の片付けもスムーズにできなければ、うまく気持ちもリセットできませんね。
部屋の片付けには、収納スペース広さとの関わりがポイントとなってきますが、この収納スペースこそが、一般家庭において悩みの種になっている場所のひとつです。

収納に不満をお持ちの方は、なんと一般家庭の7割以上もいるそうです。
物が簡単に手に入るからでしょうか。便利な物がどんどん増えていきますね。
収納が不足したら、収納ケースなどを購入する人も多いですが、壁面の収納家具を置くと部屋が狭り、部屋を窮屈にしてゆったりできないように思います。

そこで和室が多い日本の住宅では、部屋の大きさを維持し、床面を活用する床面収納が人気になっています。
和室は特に床面を活用しやすく大量収納できる部屋ですので、季節ごとに交換が必要な大型の布団も、簡単に収納できますので、和室の収納を有効活用できていない方は必見です。

今回は、「収納不足のお悩み解決!和室の畳スペースを活用した驚きの収納の作り方とは?」をご紹介します。

 

今回の記事の目次

1,驚きの和室の活用術!畳スペースを活用した収納の作り方とは?
2,床下収納、置敷き収納に何を入れるか明確に!
3,和室を使用目的に合わせて活用しましょう。

 

驚きの和室の活用術!畳スペースを活用した収納の作り方とは?

「畳スペース」という言葉を聞いても、これまでの住宅の和室イメージでは、洋室と違い収納家具などが設置できないため、どうしても収納スペースがなく不便な思いをされている人も多かったと思います。
しかし最近の戸建て住宅では、和室が新たな収納スペースとなる驚くような活用方法が人気となっています。
それが、畳スペースを上手に活用した床面収納です。

床面収納は、部屋を狭くしないことも利点ですが、頭上から物の落下を防ぐ地震対策にもなり地震国の日本では安心ですね。
畳の床面積を活用することで、大型収納庫を床下または床上に作れます。

ここでは「畳スペースを活用した、収納の作り方」を2種類ご紹介いたします。

 【畳スペースを活用した収納の作り方:その1】

畳スペースを活用した収納の作り方

「床下収納」
床下の基礎部分の空間に収納庫を埋め込みます。戸建てが設置可能です。
具体的な方法は以下のような流れになります。
(1)既存の畳を撤去します。畳の下はベニヤ下地になっています。
(2)そのベニヤ下地と、それらを支える木材(根太)を撤去し、基礎ベースや地面まで空間にします。
(3)その空間に畳床下収納を設置します。

●参考商品:パナソニック電工●
・床下収納サイズ:外寸「縦168cm/横78cm」

上部に付いた畳は関西間、関東間に対応し、既存の畳敷き詰めと変わりなく仕上がります。
床下収納は開閉が電動昇降とガススプリングの併用式ですので、使い勝手の良い商品で、1部屋に収納庫が2個以上取り付けができます。
また堀こたつとの組み合わせも可能ですので、ご自由にレイアウトを考えていただけますね。

【畳スペースを活用した収納の作り方:その2】

畳スペースを活用した収納の作り方

「置敷き収納」
直接床面に収納ボックスを置きます。畳が蓋になります。
具体的な方法は以下のような流れになります。
(1)既存の畳を撤去します。畳の下はコンクリートになってます。
(2)そのコンクリート床をきれいに清掃します。
(3)フラットにするセメント材でそのコンクリート床面を平滑にします。
(4)その上に収納庫を並べ、配列は一般的な畳の並べ方と同じです。

●参考商品:パナソニック電工●

以上のように、お部屋の大きさを変えずにたっぷりと収納できる床収納の作り方についてご紹介いたしました。戸建て住宅、マンションの床の形状に合わせて、床下収納か置敷き収納をお選びください。

 

床下収納、置敷き収納に何を入れるか明確に!

床下収納、置敷き収納に何を入れるか明確に

実際に収納を作ったものの、何を入れたらいいかわからなくなると、スペースが無駄になってしまいます。

特にかさばる布団関係の収納場所に苦労されてる方も少なくありません。
布団はシーズンごとに種類があるので、シーズンオフの布団は、使用時期が短い分、使用頻度も低くなります。
頻繁に出し入れが不要ですので、床下収納、置敷き収納に入れましょう。

このように床面収納は、余り使わない使用頻度の低いものを入れて、既存の押入れには、普段よく使う物や時々使う使用頻度の高い物を収納し上手に使い分けましょう。

ちなみに今使っている布団は、既存の押入れにすると出し入れしやすく便利です。
では実際にどのようなものを収納したらよいか具体例をご紹介します。

【床面収納の収納活用の具体例】

(1)布団:シーズンオフの布団、客用の布団、座布団
(2)行事、季節の物:お正月用品、ひな人形、こどもの日の用品
(3)家電:エアコン、扇風機・服類(ダウンジャケット)あまり着ない服、悩んでいる服
(4)食器類:普段使わない食器、壺
(5)趣味の物:ゴルフバック、旅行カバン
(6)海水浴グッズ・本・アルバム

このように、「どこに何を収納するか?」を明確にしておけば、迷うことなく収納スペースを上手に活用できますね。
また、更に知っておくと便利な情報として、「和室の収納には、覚えておくべき大切な鉄則」がございますので、ご紹介しておきますね。

【和室の収納の鉄則】

和室で使う物は、和室に収納すると出し入れしやすくなります。
例えば、アイロンを和室でかける際に、別室にアイロンを納めていると、そこまで取りに行く必要があります。
使用する場所と収納する場所が違うと、何度も部屋を往復し無駄な動線ができて疲れてしまいます。

次第に片づけるのが面倒になり放置状態になりかねますので、 和室で使用するものは、和室に収納することを覚えててくださいね。

 

 和室を使用目的に合わせて活用しましょう。

先ほど和室の床収納の活用方法についてご説明させていたしましたが、和室を物置部屋だけに使用されたり、使い勝手がわからずほとんど使用していないとのお声を耳にします。

しかし、外国では日本の和室が高い評価を受けて、ブームになっています。
畳のい草は昔懐かしい香りで、アロマ効果により気持ちがリラックスしたり、作業がはかどり集中力アップも期待されます。

この機会に、和室の本来の使用目的を見直し、和室をもっと有効に活用しましょう。

【和室の使用目的にあわせた有効活用方法】

和室を使用目的に合わせて使いましょう。

(1)小さなお子様の部屋として活用
お子様は裸足で走り回ることが大好きです。
畳はクッション性が良いので、転倒時もけがの予防になり、ドタバタした足音も吸音性にも優れているので、ご近所にご迷惑をおかけしません。

(2)客間として活用
内装がシンプルで落ち着く雰囲気ですので、来客の方もゆっくりくつろいでいただけ、より一層会話が弾みます。

(3)書斎や勉強部屋として活用
イ草のアロマテラピー効果で、くつろぎたいときはリラックスしたり、勉強中には集中力がアップします。
お子様が畳のある部屋で勉強すると、成績が伸びる実績があるようです。

(4)リビングとして活用
家族団らんの場として活用でき、気配を感じながら、ごろごろしたり眠ったりして安心できるので、日常の疲れをとれる和室です。

このように、どんな使用目的にも適用する和室の暮らしを楽しんで、和室をもっと活用の場としてお使いくださいね。

 

 まとめ

今回は「収納不足のお悩み解決!和室の畳スペースを活用した驚きの収納の作り方」をご紹介いたしました。

押入れだけに偏りがちな収納を、和室の床を活用することで大収納庫を確保でき、散乱していたものもすっきりと収納することが可能になります。
お部屋の面積はそのままの広さを維持できるので、狭くなったりなどの不便もありません。

また収納スペースを増やすだけでなく、床面収納に何を収納するかをしっかり決めてることが、収納上手にもつながりますので、じっくりご検討ください。
さらに、安全性からも、万が一の地震に備えて壁面収納から床面収納をお選びいただくことにより、頭上かの物の落下の予防にもなります。

収納不足や、和室の上手な活用方法でお悩みやご質問がございましたら、いつでも住まいと暮らしのアドバイザーにご相談ください。