こんにちは。ケイズグッドリフォームです。
ゴールデンウィークも終わり、少しずつ雨の日が増えてきましたね。
2月~5月までは、晴れると黄砂やPM2.5の飛来・飛散が多くなる日があります。
外出や洗濯物の外干しに注意が必要ですね。
黄砂
黄砂とは、東アジアの砂漠や黄土地帯から、強い風により舞い上がって飛んでくる砂や塵(チリ)が偏西風に乗って日本に飛来し、大気中に浮遊あるいは降下する現象です。
これらの砂漠で砂嵐がよく起き、偏西風が日本に強く吹いている2月から5月が、黄砂の時期になります。
PM2.5
PM2.5とは、大気中に浮遊している直径2.5μm(マイクロメートル)以下のきわめて小さな粒子で、主に工場や排ガスから出るガスや煙です。
国内では排ガス規制などの取り組みにより、PM2.5の平均濃度は減少傾向にあります。しかし、近年はアジア・中東圏の都市の発展に伴って大陸で大気汚染が発生し、遠く離れた日本のPM2.5濃度に影響を与えるケースも増えてきています。
PM2.5濃度は地域や季節により変動がありますが、毎年冬から春にかけてはPM2.5の濃度が上昇する傾向にあります。
1μmとは、1mmの1/1000をあらわす単位です。人の髪の毛の直径が約70μm、スギ花粉が約30μmですので、比較するとその小ささが分かるのではないでしょうか。
身体に及ぼす影響
PM2.5は2.5μm以下、黄砂は4μm程度と、粒子が非常に細かいため、吸い込んでしまうと細い気管支や肺の奥まで入り込むおそれがあります。
そのため、ぜんそくや気管支炎など呼吸器系の病気のリスクを高めると言われています。また、不整脈など循環器への影響も心配されています。
症状としては、喉や気管支、目などの症状のほか、頭痛、耳鳴り、蕁麻疹(じんましん)、関節痛などの症状が出ることもあるそうです。
今日はどれだけ飛散するの?
分布予測や飛散状況は以下のサイトで確認できますので、ご活用ください。
今後の分布予測情報を提供しているサイト
日本気象協会 PM2.5分布予測
日本気象協会 黄砂情報
全国の大気汚染状況について、24時間、情報提供しているサイト
環境省大気汚染物質広域監視システム「そらまめくん」
影響を最小限に抑えるには
できるだけ外出を避ける
不要不急の外出は控え、できるだけ屋内で過ごすようにしましょう。やむを得ず外出をする場合には、屋外での長時間の滞在や、激しいスポーツなどは控えましょう。
窓やドアを開けておくと、室内のPM2.5濃度も上昇するおそれがあります。空気を入れ替えるための窓の開閉は、必要最小限にするとよいでしょう。
最近は、PM2.5を除去する効果があるとうたう空気清浄機も登場しています。購入を検討する際は、製品表示や販売店・メーカーの説明をよく確認してから選ぶことが大切です。
外出時のマスクをえらぶ
コロナ禍でマスク着用が日常になってきましたが、PM2.5対策には次のポイントでマスクをえらぶことで、より体内への吸入を軽減できます。
規格
インフルエンザや花粉症の対策に用いられる一般的な不織布マスクでは、必ずしも効果的とは言えないこともあります。
微粒子の捕集効率が高い医療用・産業用の高性能な防じんマスクが入手できるようであれば、そちらを活用するのがおすすめです。
高性能防じんマスクは、米国規格に基づく「N95」以上の製品、もしくは国内の労働安全衛生法に基づく国家検定に適合した「DS1」以上の製品を選ぶとよいでしょう。
フィット感
マスク自体のPM2.5の吸入防止効果が高くても、顔とマスクに隙間が無いようにつけなければ十分な役割が果たされません。マスクは種類によってつけ方が違うので、まずはパッケージをよく読んでつけ方を確認しましょう。
洗濯物の外干しをしない
PM2.5と黄砂は目には見えないほど小さな物質なので、気が付かないうちに外で干している洗濯物に付着していることがあります。払い落すことで一部減少させることはできるようですが、繊維の奥に入り込んでしまったものは取り除けません。PM2.5や黄砂がとくに多い日に、うっかり外干ししてしまった時は、面倒でも洗い直すことがベストのようです。
洗濯物を室内干しされる場合には
・除湿乾燥機やエアコンの除湿モードを使う
・サーキュレーターや扇風機を使う
など、家電をうまく合わせて使うことで、より早く乾き、雑菌が繁殖しにくくなります。
室内物干し用アイテムについての特集記事はこちら
さいごに
いかがでしたか。
梅雨に入れば落ち着く黄砂やPM2.5ですが、目に見えないからこそ、普段から意識をして対策を取っていけたらいいですね。