住んでても知らない!?「24時間換気」でさようなら結露と「給気口と排気口」のお話

こんにちは!今年「家事のしやすさ」にこだわりをもって家を丸っとリフォームした深沢です。今日はリフォーム完成からすぐの私の実家で起こった結露と24時間換気の威力に感動したお話を書いてみようと思います。

1.リフォーム完成!まだ出来立てほやほやなのにまさかの結露

 実は親世帯と同時リフォームしていた我が家。2018年9月に完成し、両家とも嬉しすぎて引渡しと同時に引っ越しすぐ住み始めたんですが、住んで1カ月ほどたったころ、実家から「大変!結露がすごい!」と大慌ての連絡がきました。

窓の結露

 「すぐに業者に連絡だー!」と騒ぎになったんですが、信頼関係はしっかりあった業者さんだったので「いや…まさかそんなことがあるものだろうか?」と疑問に思いふと思い出したのが引渡し時に「基本的に切らないように」と説明があったキッチンの「24時間換気」でした。

2.そもそも24時間換気システムって?

 24時間換気システムとは1時間のうちにお家の空気を半分以上入れ替えてくれる作業を24時間体制でやってくれるシステムのこと。これは2003年の建築基準法改正に伴いマンションや新築の住宅には設置が義務化されており、シックハウス症候群を起こさないためのものでもあります。

 メインの機会としてはお風呂場やキッチンの換気扇フードについていることが多く、切らないほうがいいんだけど一応制御も出来るようになっています。

ちなみに、みなさんこのような物が壁についてるの見たことないでしょうか?

壁についている給気口・排気口

 これも、お家の中の換気を助けてくれる大事なツール、給気口または排気口です。一概に「換気」と一言でいっても「ただ窓あければいいんでしょ?」と思われがちなんですが、実はちゃんと空気は「通り道」を考えてつくってあげないとしっかり循環しないもの。これはまさにそのお部屋をつくったプロの業者さんが「ここにあるべき」とつけた空気の通り道なのです。

3.ずっと稼働しているのはもったいないと思って…。

 そんなこんなで我が家もキッチンからお風呂までかなり丸っと新しくリフォームするにあたり導入されたんですが、改めて結露が発生した実家のキッチンのレンジフードと連動しているお風呂のリモコンを見てみると…見事に24時間換気のところにランプがついていない。オフになっていたので慌ててオンにしました。(長押しで操作できます)

 正直私自身もそんな法律よく知らないし換気扇なんて「お風呂がカビないように…」とかキッチンは「焼肉するときちゃんと匂い消えるかな」しか考えがなく、引渡しのときに「ここの24マークは消さないように」の説明には「へー」くらいの認識でしたが、結露確認後、すぐに24時間換気をオンにして1日様子をみてみると見事に結露しないという結果に!

お風呂場にもあるスイッチ。長押しで切り替えできます。

何故オフにしていたのか?両親に聞いてみるとそもそもオフにしてはいけない説明を聞き漏らしていた上に、「換気扇なんて必要な時につければいいよね」と節約志向の考えから切ってしまっていたようで、その結果空気の循環が追い付かずたくさんんお結露に至ってしまったようでした。

4.ちなみにほしいとおもって導入できるもの?お値段は?

ちなみに大型リフォームじゃなくても24時間換気や家の換気についての相談ってできるんだろうか?とケイズグットリフォームさんに相談したところ、賃貸マンションなどでは壁に穴などをあけれないため難しいですがシステム付のレンジフード取り替えで10万円~、部分的に取り替えや給気口や排気口の取り付けで3万円~ということでした。

ただ空気の循環に関してはあくまでも一か所やればいいってものでは無く、そのお家全体をみて通り道をオーダーメイドで設計してあげる必要があります。ということでお値段や施工の内容のお話ももちろんですがまずは結露やお部屋の空気の循環でお悩みの方はぜひプロに一度ご相談してみてください。とのことでした。

5.まとめ

 今回の経験から周囲の友人に壁についてる給気口や排気口について「あれ何か知ってる?」と聞いてみると大概は「良く知らないけど最初からついてる」というご返答。しかも「閉めてない?」ときいてみると結構みんな雨音が気になったから…寒かったから…という理由で閉めてしまっており、その上で冬はどうしても結露してしまうので窓に結露シートを貼っていた人もいました。
 ぜひこの記事読まれた方で「うちだ!」と思った方は空気の通り道をオンにしてあげてくださいね。